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勇者の代わりにバラモス倒しに行くことになった
43 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 18:30:46.63 ID:iFS/Okjz0
宿屋で目が覚めた
隣には盗賊の棺おけがある
生き返らせるべきなのか悩む


悩んだ末に名案を思いつく


このまま盗賊を置いて3人で先にレベルを上げてしまおう


遊び人が賢者になったら蘇生すれば良い
うん、きっとそのほうが良いにちがいない

55 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 18:33:50.71 ID:iFS/Okjz0
とりあえずダーマ周辺でレベルを上げるべく修行に入る
この付近はメタルスライムが出ることがあり
武道家の活躍が心より望まれる


途中で盗賊の棺おけから魔法の盾を取り出し
オレが装備する
現在の隊列は
1.武道家
2.勇者
3.遊び人

60 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 18:40:12.68 ID:iFS/Okjz0
レベル上げ序でにポルトガに船を受け取りに行く
気分転換に海の上でレベルを上げてみる

遊び人の現在のレベルは19だ
あと少し、あと少し

武道家は盗賊が居なくなったのがそんなに嬉しいのか
踊っているようにも見えるし竜虎乱舞のような技を開発しているのか
落ち着きが無い

66 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 18:43:28.03 ID:iFS/Okjz0
とうとう遊び人のレベルが20になった
これで一同心より待ち望んだ賢者になれる

早速ダーマへ向かい盗賊を蘇生する
盗賊を蘇生する理由は
お荷物だった人間が立派にパーティの鍵となり成長する様を見せつけ
盗賊にも遊び人を見習って欲しいと思ったからだ


しかし、盗賊は隊列の先頭から最後尾に転落したショックのせいか
顔をあげようともしない
泣いてるのだろうか...

77 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 18:48:30.82 ID:iFS/Okjz0
遊び人が賢者に生まれ変わった
見た目もいかにも遊んでいるという雰囲気(何故か変換できる)から
清楚な天才魔道士のようなファッションになった


賢者は照れてるようだ
武道家は「おめでとう」と言った
賢者は照れながらも「ありがとう」と返した
隙一つ見当たらない完璧な会話のやり取りである


オレはファッションを褒めた、似合ってるよと
賢者は真っ赤になってるようだ
おー照れてる照れてる、、、、、うぜぇ


盗賊は俯いて何も言えない様だ
そんな様子を見た賢者が盗賊に近づいてこう言った

85 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 18:50:35.27 ID:iFS/Okjz0
賢者「君はまず日本一の盗賊になりなさい、転職はそれからでも遅くない」


盗賊は泣いている
元ネタを知っていて屈辱に涙をぬらしているのか
ただ純粋に感銘を受けて感動して泣いているのか


オレにはわからない
わかりたくもないし

97 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 18:53:23.28 ID:iFS/Okjz0
賢者を加えた新生パーティはダーマ神殿を後にし
まだ見ぬ大地を目指し船で旅立つことにした


船をポルトガ付近に置いてきた事を思いだしたが
ちゃんとキメラの翼で付いて来た様だ
便利な時代になったものだ

104 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 18:58:51.40 ID:iFS/Okjz0
そう言えば行方不明になったオルテガのとこの勇者は何処に行ったのだろう
バラモスは依然として倒されていないようだし
どこかで朽ち果てて死んでしまったのか
放蕩して男4人で園へと向かったのか
想像してて気持ちが悪くなってきたので考えを打ち切る


船旅では安定してマーマンやしびれくらげが襲ってきて
賢者のレベルは早くも6に達しようとしている
ホイミやヒャドなどを覚えて早くも戦力となりうる強さだ

盗賊は安定して船酔い中である
船底をゲロまみれにし唸り続けている

117 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 19:06:13.40 ID:iFS/Okjz0
盗賊の船酔いがあまりにも酷い為
ダーマから船を出し半日で陸に上がる
パーティ内では見下すというよりも哀れな人間を見るような目が主だ


船酔いばかりは体質なので本人に非がない
あまりにも辛いようならパーティから抜けてもらうことになるだろう


その旨を盗賊に伝えると
盗賊は必死に「お願いします!!見捨てないでください!!何でもやります」と言い
船酔いを必ず克服して見せると誓った
バブルスライムの浮いてる泡程度に話を聞いて
再度船旅へ

129 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 19:11:21.42 ID:iFS/Okjz0
ジパングが見えてきた
一向は船を降りジパングに入国した

話を聞くと一年ほど前に現れたヤマタノオロチを勇者が倒し
この国に平和が訪れたそうな


この島でやるべきことは既に終わっているようだ
町を後にする


盗賊が急に「一マスくらいなら泳いで渡れるんじゃないんですか?」と言い出した
そんなに船が嫌なのか


案の定
マーマン2体に海で襲われて手も足も出ない盗賊
良い子の皆は真似しないようにね

137 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 19:16:00.43 ID:iFS/Okjz0
時折コイツはわざと死んでるんじゃないかと思う時がある


生き返らせるのも面倒だこのまま進もう
賢者が「目的地はあるんですか?」と聞いてくる
愚問だ


レイアムランドへ向かうつもりだ
レベル的にまだ心細いかもしれないが
オルテガのとこの奴がオーブをどれだけ集めていたのかが気になるところだ
船はレイアムランドを目指す

144 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 19:23:27.05 ID:iFS/Okjz0
レイアムランドに到着
防寒具を着込み氷の大地に降り立つ3人
ラーミアが眠るであろう祠を目指す
祠に向かう途中でスノードラゴンに遭遇
凍える吹雪により賢者が死亡
武道家とオレのコンビネーション攻撃で辛くも勝利
やはりレベルがまだ圧倒的に足りないようだ


@反省

153 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 19:26:26.53 ID:iFS/Okjz0
祠に着くとそこには5つの炎が灯っていた
管理人らしきエルフの双子に聞くと残りはシルバーオーブだけらしい


シルバーオーブか...
思ったよりもオルテガのとこのアイツは先に進んでいたようだ
この分だと最後の鍵も既に取られているだろう

159 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 19:29:05.39 ID:iFS/Okjz0
当面の目的はレベル上げだ
賢者がバイキルトを覚えるくらいまでは修行に勤しもう

盗賊の目下の目標は船酔いの克服

武道家はそのまま着々とレベルを上げてください
先生からは言うことは特にありません

172 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 19:34:16.41 ID:iFS/Okjz0
-修行十日目-

そう言えば遊び人は賢者になって何の悟りを開いたのだろうか
賢者に聞いてみた
賢者「賢者になったからって悟りを開けるというわけではないですよ」と
確かに遊び人はレベル20で賢者になれるというだけで
悟りを開いて賢者になるとは聞いたことがないな
悟りを開くのは悟りの書を使ったときだけと言うことなのかな?

180 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 19:39:08.71 ID:iFS/Okjz0
-更に修行十日目-

最近は皆ぐんぐんレベルが上がってきている
修行のしすぎも体の毒かと思い
今日は久々のオフにした


武道家は実家のレーベに戻り
盗賊は元同じ職場で働いてた友人に会いに行った
賢者はイシスに飛んでいった
見た目が変わったからまた闘技場で遊べると思ったのだろう
賢者になってからでもそういう部分は変わらないようだ

198 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 19:45:58.46 ID:iFS/Okjz0
翌日武道家の家にお世話になり
武道家とコンピュータ一人を混ぜて徹夜でドカポンをプレイし友情を深めたオレ達は
合流場所であるイシスへ向かった

盗賊は久々に会った友人相手に励まされたのか晴れやかな表情をしている
後で船旅にでも出ることを提案して
その顔を凍りつかせてやろうと思う

賢者は貸した100ゴールドを1000ゴールドに増やしていた
以前よりも控えめな金額は
『何事もほどほどに勝つ』と言うことを悟った証拠のようでもある

悟ったのはそんなとこばっかりなのな

207 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 19:48:35.57 ID:iFS/Okjz0
これ2スレ目で終わるかな...

223 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 19:55:03.36 ID:iFS/Okjz0
盗賊はレベルが上がってきて装備も整い死ににくくなった
死ななくなっただけで活躍も少ない
ただ詰まんないキャラクターに成り下がっただけである

賢者は役に立つ魔法を覚えオレ、武道家のツートップを
的確にアシストする中田のようなポジションを獲得した

武道家はシンプルにクイック&アタックで
素早く敵を倒すことに磨きをかけている
豊玉北もこう言った『ラン&ガン』を見習うべきだ


ただ、時折武道家が
「パワーリング奪いやがって...」
「オレの村を奪いやがって」とドカポン?の内容をつぶやいているようで
もしかしたら友情を深めたと思ってるのはオレだけ?と考えるようになった

234 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 20:00:28.04 ID:iFS/Okjz0
もしやオルテガのところのアイツはバラモスとラモスを聞き違えて
南米に向かったのでは?


っと、そんな下らない考えがよぎったある夏の日
耳寄りな情報が手に入った

半年ほど前に勇者一行がグリンラッドに向かったという情報を持ち人が現れたのだ!!
オレ達はすぐさまその後を追うべくグリンラッドへ向かった

245 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 20:05:21.52 ID:iFS/Okjz0
ノアニールから船を出し
二日がたったある夜の出来事

なにやら甲板から話し声がする



どうやら盗賊と賢者が言いあっているようだ
あの二人いつの間にか出来てたのか?

耳をすませ会話を聞いてみる

253 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 20:10:59.15 ID:iFS/Okjz0
盗賊
「賢者がなんだというんだ! 俺たちは賢者の家畜じゃない!
俺たちは人間だわ! お前たちと同じ人間なんだッ!
私たちと賢者たちの間にどんな差があるっていうの!? 選んだ職業が違うだけじゃないの!
みじめ思いをしたことがある? 数日間も棺おけの中で暮らしたことがあるの?
なぜ私たちが見下されなければならない? それはオマエたち賢者が奪うからだ! 生きる権利のすべてを奪うからだッ!」

賢者
「同じ人間ですって? フン、汚らわしいッ!
生まれた瞬間からおまえたちはオレたち勇者一向に尽くさねばならない!
生まれた瞬間からおまえたちはオレたち勇者の家畜なんだッ!!」

盗賊
「誰が決めたッ!? そんな理不尽なこと、誰が決めたッ!」

賢者
「それはルビスの意志だ!」

盗賊
「ルビスの意志? ルビス様がそのようなことを宣うものか!
「ルビスの前では何人たりとも平等のはず! ルビスはそのようなことをお許しにはならない! なるはずがないッ!」

賢者
「家畜にルビスはいないッ!!」

盗賊
  「!!!!」

武道家
「勇者、 彼女は本当に賢者なのか…?」

254 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 20:11:59.40 ID:iFS/Okjz0
やべぇ男口調と女口調変えるの忘れてたorz

266 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 20:14:01.28 ID:iFS/Okjz0
盗賊                                     《修正版》
「賢者がなんだというんだ! 俺たちは賢者の家畜じゃない!
俺たちは人間だ! お前たちと同じ人間なんだッ!
俺たちと賢者たちの間にどんな差があるっていう!? 選んだ職業が違うだけじゃないか!
みじめ思いをしたことがある? 数日間も棺おけの中で暮らしたことがあるか?
なぜ俺たちが見下されなければならない? それはオマエたち賢者が奪うからだ! 生きる権利のすべてを奪うからだッ!」

賢者
「同じ人間ですって? フン、汚らわしいッ!
生まれた瞬間からおまえたちは私たち勇者一向に尽くさねばならない!
生まれた瞬間からおまえたちは私たち勇者の家畜なんだッ!!」

盗賊
「誰が決めたッ!? そんな理不尽なこと、誰が決めたッ!」

賢者
「それはルビスの意志だ!」

盗賊
「ルビスの意志? ルビス様がそのようなことを宣うものか!
「ルビスの前では何人たりとも平等のはず! ルビスはそのようなことをお許しにはならない! なるはずがないッ!」

賢者
「家畜にルビスはいないッ!!」

盗賊
  「!!!!」

武道家
「勇者、 彼女は本当に賢者なのか…?」

272 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 20:15:32.43 ID:iFS/Okjz0
疲れきてるのかオレ?

277 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 20:17:07.07 ID:iFS/Okjz0
>>253の訂正が>>266だが
納得できない人はスルーしてくれ
有っても無くてもどっちでも良いイベントだ

283 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 20:18:49.18 ID:iFS/Okjz0
賢者はどうやら猫被っていたようだ
このままの隊列で行くといつか盗賊が賢者を刺しかねん

早急に改善を望まれる

294 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 20:23:42.59 ID:iFS/Okjz0
武道家と相談した結果
1.武道家
2.賢者
3.勇者
4.盗賊となった
武道家は盗賊との確執があるため盗賊とは近づけれない
賢者は前衛をこなせる人材には一応の敬意を払ってるようでココは問題ないだろう

問題の盗賊と賢者の板ばさみになるカタチの俺だが
盗賊が何か起こしたら俺が止めれるし
賢者は盗賊を相手にする為に後ろを振り返るような性格ではないので
ココも問題ないだろう


まさか賢者はこの隊列になることを考えて
わざと船上での言い争いを聞かせたのだろうか


まさか、な

309 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 20:29:10.16 ID:iFS/Okjz0
グリンラッドに到着
盗賊は船酔いを避けるため丸五日間のまず食わずで絶食を続けていた
凄いけどアホだ、足して言うと凄いアホだ


グリンラッドのほこらには旅人の泉が有った
先代勇者も半年前にココをとおって行ったに違いない
よし、行くか

317 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 20:34:27.16 ID:iFS/Okjz0
泉を抜けた先には牢屋の格子があった
どうやら最後の鍵がないと先に進めないようだ
何気なく押してみると簡単に開いた
どうやらカギが掛かっていなかったらしい
ドアをあけて祠の外に出てみよう




ん?アレ?盗賊は?

祠の外に出ると盗賊が居ない
旅人の泉には一緒に入ったはずなのに...

325 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 20:40:42.93 ID:iFS/Okjz0
盗賊は祠の中に居た
またもゲロを吐いている
どうやらワープの際の揺れで酔ったらしい
古今東西見渡しても史上稀に見る酔い易さである

329 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 20:43:22.07 ID:iFS/Okjz0
酔いと空腹で動けない盗賊を棺おけの中に押し込み
サマンオサを目指す


盗賊よ、そこがお前の居場所だ


サマンオサ周辺地域に現れるモンスターはどれも強敵ばかりであったが
魔法が加わった我等薬草チームの敵ではない


そうして山を越え酔いから復帰した盗賊を戦闘に加え
サマンオサに到着した

336 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 20:46:44.00 ID:iFS/Okjz0
城下は非常に陰鬱とした空気に包まれていた
なんと言っても墓の数が尋常じゃない
高速道路の建設予定地になるんじゃないか?と言う勢いの数だ


それに政策が劣悪なものなのか
王様に謁見すら出来ないようだ


こんな話は聞いたことがない
先代勇者はこの町に現れなかったのだろうか?

344 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 20:51:58.68 ID:iFS/Okjz0
先代勇者の足跡を辿って来た


最後のカギが無いせいか城の裏にある台所から進入が出来ない
やむを得ないのでいったん宿屋に向かい作戦会議を立てることに

賢者は相変わらず闘技場に行きたい様子
武道家は墓の数を見てなにやら燃えているようだ
怒りかな?
盗賊は空腹を満たすため宿で食事を取った後に眠くなったそうで寝てしまった
使えないやつめ

349 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 20:57:45.83 ID:iFS/Okjz0
武道家、賢者、オレで三手に別れて情報収集をすることに

半年ほど前に勇者はこの町に現れたそうだ
オレと同じように情報を集めた後城に向かい帰ってこなかったそうだ
なぜだ....


武道家の集めてきた情報は王様があるとき急変したこと
兵士たちもそれに困惑しているようだ


賢者は墓場から夜な夜な声が聞こえてくるという情報を持ってきた
その情報の審議は置いといてその手に持っている700ゴールドは何だ?

問い詰めると賢者は
「情報を集めるためにはまずその場所に溶け込まなければいけない」と
両津のような言い訳を口走った

相変わらず口のうまい奴だ

362 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 21:04:32.97 ID:iFS/Okjz0
盗賊を蹴り起こし墓場に向かう

確かにうめき声のような声とも風の通る音とも区別のつけにくい音が聞こえる
音のする場所を調べるとなんと階段が見つかった


先へ進む


そこにはやつれた王様の姿があった

王様からこの町の事情を聞くと

・ある日魔物に王の座を奪われた事
・今の王は偽者である事
・先代勇者が街中で捕まり牢獄で餓死した事
・最後のカギを預かり所に預けてきたため脱出が出来なかった事
・そして王様が元たのきんトリオであった事

380 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 21:08:15.41 ID:iFS/Okjz0
アリアハンへ戻り先代勇者の結末を報告する
オルテガさんのとこの奥さんは嘆き悲しんでいる
そりゃまぁ、一人息子に先立たれたらキツイだろう


奥さんに「どうか息子の敵をとって欲しい」と懇願される
言われなくてもそうするつもりだ


宿屋の親父も「カタキを取ったら家に戻ってきても良いぞ!!」とかほざいてやがる
うっさいだまれ、偽の王様の首を取ったら次はお前の首だ

390 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 21:11:39.84 ID:iFS/Okjz0
預かり所に預けてあったアイテムは全て遺族の元へと返還されたそうだ
最後のカギとかガイアの剣とかもあるのかな?


賢者のルーラでサマンオサに飛び
南の洞窟にあるという『ラーのかがみ』を取りに向かう

2階にはコレでもかと言うほどわざとらしく宝箱が設置してある
明らかに罠だろう
今まで旅をしてきて養った俺の感がそう告げている

394 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 21:12:56.62 ID:iFS/Okjz0
激しく今更だが
誤字だらけで申し訳ない

399 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 21:15:28.37 ID:iFS/Okjz0
盗賊が宝箱をどんどん開けていく
そこそこ良いアイテムが入ってるようだ
あまり遠くに行かないようにな




ふと部屋の隅に目を向けてみた
なんか落とし穴がぽっかり開いている


気になったので上から下を覗いてみると
明らかに怪しい宝箱が置いてあるではないか

410 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 21:18:54.89 ID:iFS/Okjz0
あの宝箱にラーの鏡が入ってるに違いない
そう判断し飛び降りようとしたそのとき!!








「「「「「「「   ア  ッ  ー  !!   」」」」」」」






遠くで盗賊の断末魔の叫び声が聞こえた
その直後勢いよく走ってくるミミックが...

417 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 21:23:05.73 ID:iFS/Okjz0
とっさの判断で穴に飛び降りラーの鏡を回収
後を追ってミミックが飛び降りてきたが賢者のリレミトで即座に脱出



あ、盗賊の棺おけ置いてきちゃったよ
回収に行くのがめんどいな
ってか回収に行くまでの描写を書く作者のオレが面毒なってきた



盗賊どうしようかな

432 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 21:26:57.60 ID:iFS/Okjz0
盗賊は回収しに行った
そんで生き返らせたOK

440 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 21:28:40.95 ID:iFS/Okjz0
ラーのかがみを手に入れ王様の化けの皮をはぐときが来た
だからと言っていきなり乗り込んでボスと戦うのはただのアホだ
俺たちは人間だ魔物とは違う
賢く立ち回って見せるぜ

447 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 21:32:15.44 ID:iFS/Okjz0
まず夜になり王様が寝静まるのを待った


ちなみに現在自分たちの居る場所は王様の寝室を覗き見できる大きな木の上だ
そこからラーの鏡を寝室に向けてかざす


お、王様の体に変化が起きはじめた
うわっでけえ緑のハゲに変身しやがった

当のモンスター本人はきょろきょろと周りを見渡した後
不思議そうな顔をし
元の王様の姿に戻り寝たようだ


これで情報収集は万全だ

453 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 21:35:22.25 ID:iFS/Okjz0
翌日の夜

現在の俺らの場所は王様の寝室の真上です
今から偽の王様を倒します
いま盗賊にバイキルトとスカラを掛け終わった様で
準備万端です


それでは殺ってまいります

462 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 21:39:20.67 ID:iFS/Okjz0
勝った


どうやら人間の姿のままだと能力は下がる模様で
飛び降りたときの着地を兼ねたオレのジャンプ突きで偽王は絶命した模様
ラーの鏡を使って正体を暴き
兵士たちを呼び真実を見せ付けてやった


オレはコレで先代を追い抜いたことになるんだろうか?
涙が止まらない
この涙は先代のためなのか
今まで苦労してきた自分への涙なのか?

496 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 21:46:43.34 ID:iFS/Okjz0
アリアハンに戻った俺は先代の遺族からお礼を言われ
最後のカギを初めとした遺品を色々手に入れた


あぁ、奥さん渇きのつぼは結構です

510 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 21:49:45.05 ID:iFS/Okjz0
遺品の中には盗賊のカギも有った
俺は盗賊のカギを手に持ちアリアハンの外に出た



目の前に見えるのは孤島にそびえ立つナジミの塔だ
相変わらず老人がこちらを見ている




オレは旅人のカギを握り締め
海に投げ捨てた



老人と目が合い
老人は笑ったように見えた
そしてすぅっと姿が透けていき消えてしまった

520 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 21:53:18.35 ID:iFS/Okjz0
やっと爺さん編終わったわ
ちょいやすませてくれwwwwwww

549 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 22:09:58.03 ID:iFS/Okjz0
>>510に訂正箇所発見
旅人のカギ→盗賊のカギでよろしく


551 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 22:10:33.22 ID:iFS/Okjz0
1時間ほど散歩してきます

664 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/03(日) 23:57:33.40 ID:iFS/Okjz0
唐突に再開
第2部プロローグ?

今オレはアリアハンに向かう船の上に居る

オレは昔、覆面マントの親方と仲間と一緒に盗賊家業を行い生活していた
ロマリア王家から金の冠を盗んだときがあの時の俺たちの最盛期だったと思う


盗賊といってもそんじょそこらの盗賊とは訳が違う
ハッキリ言って俺たちほど頭の良い盗賊団は居なかったね
よし、そこら辺の理由も踏まえて語っていこうか

676 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 00:02:47.38 ID:ya1SwWaa0
あの頃の俺たちは生活には困っていなかった
蓄えもあったし、力も有りチームワークも有り
ロマリアの軟弱な兵士なんて相手じゃなかった

ただ、足りなかったのは達成感や目標といった証のようなものだ
そこで親方はこう提案した
「俺たちの力でロマリアの王家の家宝である金の冠をいただこうぜ」と


さすがにソレは無茶だと思った
部下も皆そう思ったはずだ
しかし親方はその日のうちに盗賊団団長の証ともいえる
紅いよろいを売りさばき
覆面マントと鉄の斧を購入した

678 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 00:04:48.00 ID:ya1SwWaa0
親方の作戦を聞いて俺たちは驚いた
覆面マントで堂々と侵入し盗んでしまおうという作戦だ
正気の沙汰とは思えない



誰もが失敗に終わると思った


だが驚くことに親方はアッサリと金の冠を一人で盗んできてしまった!!

681 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 00:08:48.83 ID:ya1SwWaa0
部下の誰もが驚き一体どうやって盗んだのか?と聞きせがむ中
親方は酒を飲みながら語った


「なぁ、お前らが兵士だったとして考えてみろ
夜警中に覆面マントに斧を被った男が侵入してきたらどう思う?
まず自分の目を疑わないか?
報告書に書けるか?
覆面マントの変態が歩いてたなんて書けないだろ?」



なんと大胆な作戦だろう
実際にそんな作戦が成功するかどうかは
見てのとおりだ
オレはこのとき一生親方について行こうと誓ったんだ

688 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 00:13:26.58 ID:ya1SwWaa0
そういして俺たちの勝利感に包まれた素晴らしい日々が一ヶ月ほどたったとき
アリアハンから来た"自称勇者"一行が現れた


命知らずな奴らが俺たちのほかにもまだ居たとは
だがわざわざ相手をするまでも無い
奴らは単純な落とし穴に引っかかり階下に落ちていった

さすが親方だ!

アジトにまで張り巡らされたクールな罠で侵入者を撃退
子供の頃にあこがれた秘密基地その物が目の前にあるようだ

690 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 00:16:37.64 ID:ya1SwWaa0
言われなくてもスタコラサッサだぜぃ
そう体現するかのように荷物や宝をまとめて
撤収作業に掛かり逃げ出す俺たち

このアジトも割れてるんなら別のアジトに引越しかな

693 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 00:20:05.26 ID:ya1SwWaa0
逃げる途中で勇者に追いつかれ撃退することに
俺たち一味にとって力づくってのは本来好まない方法だ
必要最低限の暴力と大局を動かす知恵で立ち回るのが俺たちのやり方


だが、追い詰められちゃ仕方ない
逃げるのは別に弱いからと言うわけじゃない
そこんところを勇者どもに叩き込む必要があるようだ

697 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 00:31:06.36 ID:ya1SwWaa0
俺たちの華麗なチームワークは勇者たちを翻弄した
勇者一行の単調なフリーファイトの陣形に対し
こっちは鳳天舞の陣

中央に勇者を囲み四方から攻撃を加えるという
グループ魔法を封じた今世界で一番熱い陣形だ!


しかし魔法使いを集中したのが不味かった
相手は魔法使いに防御、僧侶に回復という
最後尾を徹底的に固めるという今までの概念を崩した戦い方を取ってきた

脆いところから崩していくという戦い方が通用しないとは...

701 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 00:34:03.96 ID:ya1SwWaa0
参考

-鳳天舞の陣-
●    ●←オレ等

  ○ ←勇者達

●   ●


-フリーファイト-
○ ←戦士
○ ←勇者
○ ←僧侶
○ ←魔法使い



707 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 00:40:15.92 ID:ya1SwWaa0
俺たちは負けた
言い訳のしようも無いくらいに完璧に負けた
陣形で上を行った俺たちの更にその上を
勇者達は戦略で凌駕していたのだ


親方は勇者達に頭を下げ金の冠を返し命乞いをした
部下の前で行われるその無様な姿はなんとも滑稽で哀れだった


だが俺たち部下は皆気づいていた
親方は俺たちのプライドの為に代わりに頭を地面にこすり付けているのだと

711 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 00:41:42.62 ID:ya1SwWaa0
だが無情にも勇者の首は横に振られた
なおも食い下がり命乞いをする親方
それでも首を横に振る勇者
なおも(略





そんなやりとりが夕方まで続いた

724 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 00:48:04.08 ID:ya1SwWaa0
日が暮れるころ見逃してもらった俺たちは人目から隠れ
疲れと傷を癒すためノアニールに向かった
ここはエルフの呪いで住民が皆寝ているため
身を隠すにはもってこいの場所だ

時折村の中に入ってきたモンスターを撃退し
村人の身を守っているときもある
だがそんな俺たちの行動は明るみに出ることなく決して評価されない
まぁ、職業柄仕方の無いことだ

731 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 00:57:00.97 ID:ya1SwWaa0
4人で固まっていると目立つため
いったん解散しバハラタの洞窟のアジトで落ち合うことにした

親方は得意の山越えでアッサラーム東の山脈を越えるのだろう
他のメンバーはそれぞれのルートで向かうようだ
アイツは泳ぎが得意だから鎧を着たままカザーブ南東あたりの海峡を泳いで大陸を渡るだろう


オレは鎧を脱ぎ変装し
旧知の仲であるホビットの洞窟を通ってバハラタに向かった

732 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 00:59:51.73 ID:ya1SwWaa0
バハラタのアジトには既に親方と他の部下一名が到着していた
再会を喜ぶが残りの一人がまだ到着していない
何か嫌な予感がする

733 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 01:01:54.59 ID:ya1SwWaa0
あれから2週間がたった・・・


ようやく残りの一名がアジトに到着した・・・がっ
そこには一味が徒党を組んで以来最初にして最後の
とんでもないサプライズが待ち受けていた!!

739 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 01:10:37.91 ID:ya1SwWaa0
遅れて到着した部下は近くの町から娘を攫って来たのだ!


これはカンダタ一味としては許せぬ悪行
親方が激怒し娘を町に返しに行けと命令する


が、従わない部下A

部下A「この娘を人質にして身代金を頂いて足を洗おう
     そうすればもう終われる生活とはおさらばだぜ」

親方の堪忍袋の緒が切れる音が聞こえた

カンダタ「これが最後だ、その娘を町に返して来い」
最後も何もまだ2回目の気もするが俺たち外野の口を出す雰囲気ではない


そこへ娘の恋人を名乗る男が乱入してきた

748 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 01:14:54.24 ID:ya1SwWaa0
グプタ「タニアを返せ!!」

叫んで部下Aに掴みかかる男
その男をひじうち一発で気絶させ親方に顔を向けこう言った
「これが返事ですよ親方、いや元親方」


カンダタ「上等だ・・・」
親方の体の色が変わっていく・・・
あ、あれはまさかパンプアップ!?


親方は本気で部下Aを殺すつもりのようだ

760 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 01:19:20.70 ID:ya1SwWaa0
勝負は一瞬だった
部下はあっけなく死んでしまった

「バカヤロウが...」血のたれる音にまざって涙の垂れる音が洞窟内に響いた


二人を牢屋にいれ部下の死体を片付けに行く親方
それに付き添う俺たち部下


二人とも逃がしてやればいいのかもしれないが
洞窟内は魔物がいて危険だ
後で町の近くまで送り、死んだ仲間のかわりに謝罪をしようと思う

766 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 01:22:22.49 ID:ya1SwWaa0
洞窟のタイルを剥がし
土を掘り遺体を埋めてやった


日陰者の死はこうして誰の目にも触れないところでひっそりと葬られていくものだと痛感させられる


泣きたいが親方はもう泣いていない
ならば泣くべきではないと思った


そう考えながらアジトに戻ると
なんと娘と男が脱出していた!!
一体なぜ?

769 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 01:24:10.98 ID:ya1SwWaa0
奥を見ると勇者一行がいる
どうやら勇者達が逃がしたらしい
この状況では何を言っても言い訳にしか聞こえないだろう


なんとか弁明しようと考えていたら
親方がこんなことを言い出した
「ふっふっふっ。 オレさまが かえってきたからには にがしや しねえぜっ!」
ちょwwwwwwいきなり何をwwwww

771 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 01:27:10.73 ID:ya1SwWaa0
親方は小声で言う
「この状況じゃ何を言っても通じない、ソレに俺たちは悪党だろう?
 無様に弁解するよりここで悪党らしく開き直っちまおうぜ!」

さすが親方だ!
俺たちがついて行こうと思った理想と信念がここにある!!
俺たちは最後の戦いと予感し勇者達に戦いを挑んだ

775 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 01:30:37.21 ID:ya1SwWaa0
やはり勇者達には勝てなかった
仲間が一人欠けてしまいギニュー特戦隊を遥かに凌ぐファイティングポーズを失ったこともあるが
やはり実力と人数差で劣っていたのが敗因のようだ


負けた親方がまた地面に頭をこすりつけ
勇者に命乞いをしている
アンタどこまで部下思いなんだ


そんな親方に対し
勇者は首を横に振る
コイツ弱者をいたぶって楽しんでやがる・・・っ!

785 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 01:38:09.58 ID:ya1SwWaa0
あれから3時間は経っただろう
いまだに『命乞いvsいいえ』の戦いが続いている


親方と一緒に命乞いをしたいところだが
俺の首には戦士のはがねの剣が突きつけられている
こいつら間違いなく鬼畜だ


何かキッカケがない限り勇者は永遠に「いいえ」を選び続けるだろう
何かキッカケはないか、
なんでもいい

790 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 01:42:28.22 ID:ya1SwWaa0
「何をすれば許してくれるんだ!?」
仲間の部下がそう叫んだ

勇者「あん?」
勇者が親方から離れコチラに近づいてくる
勇者「そうだな、まぁ些細なことで良いんだ」

何か生まれて以来感じたことの無い危機の予感がする

800 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 01:45:44.46 ID:ya1SwWaa0
「ちょっとカメラ止めろ」
戦士がそう言いカメラを塞ぐ
嫌な予感が更に倍増する・・・って・・・ちょ・・・マジかっ!!






「「「「「   ア ッ ー !!   」」」」」

「「「「「   ア ッ ー !!   」」」」」

『『『『『   ア"ッ ー !!   』』』』』






薄暗いダンジョン内に叫び声が三つ響き渡った

814 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 01:49:49.12 ID:ya1SwWaa0
あのときダンジョン内で何が起こったかは言えない


何とか命を見逃してもらった俺たちは
親方の解散宣言を驚くほど素直に受け止め
それぞれの道を歩みだした



恐らくお互いの顔を見ているのが辛かったのだろう

821 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 01:56:10.20 ID:ya1SwWaa0
オレは足を洗うために鎧と装備を捨てダーマ神殿に向かった
商人として1から人生をやり直すためだ



こうしてオレはダーマ神殿で商人に転職し
あらかじめ購入していたターバンを巻き髭を整えることで
何処からどう見ても立派な商人に生まれ変わった


バハラタへ戻る途中かつての仲間とすれ違ったが
向こうはターバンを巻いた俺に気づかなかったようだ
アイツも新しい人生を求めて転職するのだろう
オレは友人の背中を見送りバハラタに向かい
キメラの翼を使いアリアハンへ向かいルイーダの酒場に登録した

これがオレの第2人生のスタートだ

830 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 01:58:39.24 ID:ya1SwWaa0
再開はあっけなかった
かつての友人は盗賊に転職しオレと同じようにアリアハンにやってきた
お互いにレベル1からのスタートだ
酒を飲み交わし、嫌なことを忘れ再開の喜びを分かち合う




親方は何処に行ったのだろうか

834 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 02:01:42.75 ID:ya1SwWaa0
悪夢の再開もすぐにやってきた
勇者がルイーダの酒場にやってきて商人を求めているらしい


オレは恐怖で気が狂いそうだった


どうやらとある町おこしで商人の力が必要との事らしい
また何かされるのではないかと気が気ではなかった


そんな俺の緊張している姿を勇者達は
「初めての旅で緊張しているのだろう」と受け取っていたようだ

838 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 02:04:59.41 ID:ya1SwWaa0
商人の町(予定地)に到着した

オレはここでこれから爺さんと二人っきりで
ココに町を作らなければいけないらしい

勇者のやることだ
どうせ慈善事業ではないのだろう
何か裏があるはずだ

841 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 02:07:50.80 ID:ya1SwWaa0
勇者が定期的に尋ねてくる

「イエローオーブは手に入ったか?」
「イエローオーブは手に入ったか?」
「イエローオーブは手に入ったか?」
「イエローオーブは手に入ったか?」
「イエローオーブは手に入ったか?」
「イエローオーブは手に入ったか?」
「イエローオーブは手に入ったか?」
「イエローオーブは手に入ったか?」

これしか言わない

今のオレはカウンター越しなのでやや強気に出ることが出来る
「そんなに尋ねてきたってありませんよ」

849 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 02:18:02.54 ID:ya1SwWaa0
話が長くなってしまってるな
とりあえず簡潔に話そう


オレはあの後町をでかくすることに成功したが
強硬なやり方を嫌った老人が町人を扇動し革命を起こした
オレは牢屋に入れられ勇者の筋書き通りに
イエローオーブの場所を教えてやった

これでオレの第2人生は終わったと思った

855 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 02:21:28.00 ID:ya1SwWaa0
そんなオレに転機が訪れた
勇者の死亡がサマンオサで確認され
老人と勇者のつながりから勇者達の不正が浮き彫りになり
オレは牢獄から開放された


そしてオレはいまアリアハンで2代目勇者と行動している友人にある物を渡すために
船でアリアハンに向かっている



見えてきた
アレがアリアハンだ
そろそろ船を降りる準備でもするかな


-第2部 プロローグ了-

859 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/04(月) 02:23:10.00 ID:ya1SwWaa0
ほんと長くなった
今日はココまでだスレはdat落ちなり何なり好きにしてくれ
正直プロローグがこんなに長くなるとは自分でも考えていなかったんだ


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