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勇者の代わりにバラモス倒しに行くことになった
120 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 00:23:24.63 ID:k4XcVtw+0
-続き-

大穴に到着
ついにゾーマの支配する世界へ向かうときが来た


中に入ると兵士が二人いる
話を聞くと「突然地響きが走り何者かがこの大穴から出てきたそうだ」
向こうはコレを伝えたかっただけらしいが
こっちの用件はまだ済んでない

125 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 00:27:05.33 ID:k4XcVtw+0
兵士を呼び止める
こんなところに兵士がいるのはおかしい
何処の国の兵士か聞いておく必要がある
オマエは本当に兵士か?


途端に強気になる兵士
「見ての通りですよ、いきなり何を言うんですか?」
怪しい

134 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 00:33:03.27 ID:k4XcVtw+0
正義に目覚めたわけじゃないが
ここにいる兵士が国の名前を騙って誰かを騙しているのは良くない事だ
兵士は色々と自分が兵士である証拠を見せ付けてきたが
これは自分が逆に偽者ですよといってる証拠だ


それじゃあアナタの所属する国を教えていただけますか?
イシス地方の訛りがあるようなのでイシスだと思われますがどうでしょう?

途端に黙る兵士、いや偽装兵士と言うべきか

144 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 00:35:21.49 ID:k4XcVtw+0
もちろんコレは俺のハッタリだ
イシス訛りなんて存在するかどうか疑わしい物を出すのも勿論だが
実際に提示された国に確認を取りに行くわけがない

こんなものはほんのお遊びだ

153 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 00:40:25.85 ID:k4XcVtw+0
諦めたように膝を着く偽装兵士
激昂して襲い掛かってこないだけましと言うものだ
そして聞いてもいないのに自ら動機を語りだす始末
本当にこういう事があるものだと感心するばかりである


オレは別に偽装兵士の正体を見抜き
国家に引き渡して司法制度によって
罪を裁いてもらおうなんて考えはこれっぽっちも無い
ただ、ここで兵士紛いの事をして
一般市民を騙すのが許せないだけだ


最も、こんな所に来る一般市民がいるかどうかは
疑問ではあるけどな

160 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 00:43:10.21 ID:k4XcVtw+0
偽装兵士に見送られ
景気よく大穴に向かい飛び降りる


どれだけ深いのか判らないが
まぁ転落死なんていうオチは無いだろう
その辺りはいろんな方面で保障されている

174 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 00:48:05.61 ID:k4XcVtw+0
途中でワープでもしたのだろうか
ずいぶんと長い間落下していたように感じられるが
着地時の衝撃はさほどでもなかった


いや、盗賊は足の骨を折ったようだ
首じゃなくて良かったと声をかけておく
近くに祠があったのでそこで休ませて貰う事にしよう

188 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 00:51:42.68 ID:k4XcVtw+0
足を折るだけという中途半端な事をするのが盗賊だ
首の骨だったら旅が続行できるのに


そんな事を思いながら空を見上げる
いつの間にか夜になっていたようだ


「この世界は夜しかないよ」
祠にいる男が言う


一時期夜型生活だった自分からすれば
ずいぶんと居心地の良い世界だ

202 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 00:57:41.56 ID:k4XcVtw+0
丁度良い、この親父に色々とこの世界の事を聞いてみよう

この世界はゾーマに支配されているのか?
「ああ、その通りさ
奴が現れてからこの世界に太陽は訪れなくなってしまったんだよ」

近くに大きな町は無いか?
「ココから東にいけばラダトームの城があるよ」

「それよりどうだい?久しぶりのお客さんだ良いお茶の葉っぱがあるんだよ」
だまれお前の話は聞いてない

208 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 00:59:29.61 ID:k4XcVtw+0
最後の質問だこの場所は一体なんだ?
「ここは上の世界から落ちてきた人たちに
この世界の事を説明して船を与える場所さ」
船?船があるのか?


辺りを見渡すと確かに船がある
コレを使い城へ迎えと言う事か

220 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 01:19:52.73 ID:k4XcVtw+0
明日も仕事なんで今日はこの辺で良いかな?
多分明日には完結すると思う

これ以上書くと止めどころがなさそうで
朝が酷い事になる

227 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 01:22:06.48 ID:k4XcVtw+0
書こうとは思ったんだが
明日に響きそうなので止めておいた

区切りが良いかどうかはわからない
そこは許してくれ
闇の世界に行く前にあんなに書くとは思わなかったんだ
全ては兵士と小五郎が悪い、俺は悪くない

516 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 21:55:20.63 ID:eP7U/v1S0
唐突に>>208の続きから


男の話を信じ東へ向かう
盗賊は足を折ったといっていたがどう見ても歩けている
追求すると『ヒビはいってると思う』と言い出した
山崎邦正みたいな事を言い出す始末だ
そんで次はアバラが折れてるとか言い出すのだろうか


まぁいきなり本編に戻るのもなんだからまずはジャブだ

522 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 21:58:26.61 ID:eP7U/v1S0
少し歩くと城が見えてきた



それも二つだ
どっちがラダトームだろう?


まぁ右手に見える城は海の向こうにある
なかなかの天然要塞のようであれがラダトームだとしたら頼もしい限りである

それに比べて左手に見える城は
ただ平地にぽつんとあるだけでなんとも頼りない
どちらにしろ右の城には入れなさそうなので左に見える城から入るとするかな

527 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 22:05:16.10 ID:eP7U/v1S0
結論から言ってしまおう
左側がラダトームだったようだ


この国の王は上の世界から来た勇者の対応に手馴れているのか
魔王を倒そうという相手に敬意がすずめの涙程度にしか感じられなかった
既にあきらめているのかもしれない

とりあえず初めて来た世界だ
情報収集をするため一旦別れ
後ほど宿屋で合流する手はずをとり行動しよう

529 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 22:07:02.93 ID:eP7U/v1S0
>>525
祠から東に進んでラダトームに向かうと
勇者の視点からは右に魔王の城があるんだよ!!


物語の人物の視点になりきる事
これ大事
ポポそう思う

540 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 22:13:09.04 ID:eP7U/v1S0
-2時間後-

宿屋にて仲間と合流

この町の宿屋はなんと一人当たりたったの1ゴールドだ
国から補助金でも貰って営業しているのだろうか?

盗賊は昔の恩師だか師匠だかよく判らんが
探し人に会う事が出来たと言っていた
盗賊の師匠か、どうせロクなもんじゃないだろう

550 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 22:17:48.92 ID:eP7U/v1S0
どうやらこの世界はアレフガルドと言うらしい
最近は自分の住む世界に名前をつけるのが流行っているのか?
たいそうな事である


そうそう、この国に来て驚いた事が一つ
この世界の時計はなんと25時間設定らしい
理由を聞くと人間本来の体内時計は25時間に設定されているらしく
太陽の光を浴びる事で毎朝の定時刻に体内時計をリセットするのだそうな

そしてこの国には太陽がない
自然とこういう生活になったそうだ


どこまでも負け犬根性が染み付いた奴らである
戦って光をとりもどそうという考えはないのか!

554 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 22:20:41.11 ID:eP7U/v1S0
しかしそんな自分の話を上回る更に驚くべきハナシが武道家から聞かされた!!


なんと先ほどこの城に入る前に目撃した
天然要塞が魔王ゾーマの城だというらしい
この世界の中心都市の目の前に対抗勢力が要塞を構えているとか
この国どんだけ舐められてんだよ

567 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 22:27:37.79 ID:eP7U/v1S0
しかし、コレは考えようによってはチャンスでもある
なんといっても敵の本拠地が目の前にあるのだ
コレを叩き潰して終わり
話は至極簡単だ


船で直接向かえば良い
ルーラやキメラの翼でラーミアや船が
内海に着いて来ないのなら作ればいい
国なんだからソレくらいは容易い物だろう


早速ラダトーム王に提案してみよう

573 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 22:33:34.08 ID:eP7U/v1S0
翌朝、と言っても夜なのではあるが気にせず
ラダトーム王(ラルスと言う名前らしい)の元へ向かった

王様、内海に船を作ってくれれば
橋をかける必要も泳いでわたる必要もなく
魔王の城に攻め入れますよ


ラルス「その発想はなかったわ」

585 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 22:36:46.80 ID:eP7U/v1S0
早速造船に取り掛かるラダトーム
その間にレベルを上げるため
修行を行う事にする


聞き込みを開始したところリムルダールと言う町で
はぐれメタルの目撃情報があったので
その町に移動する事に

戻ってくるころには立派な船が出来上がっているだろう

596 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 22:43:11.32 ID:eP7U/v1S0
やべぇ!リムルダールやべぇよ!
はぐれメタルでてきまくりでレベルも上がりまくり!!
おいおいこんな気持ち久方ぶりだぜ

608 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 22:46:21.06 ID:eP7U/v1S0
リムルダールに到着してから一週間が経った
ラダトームから使者が来たようだ
ついに船が完成したのか?


と思ったら船を作り試しに魔王の島まで偵察に向かったところ
クラーゴン3匹に9連発攻撃でレイプされて沈められたらしい
沈んだのが俺たちじゃなくて良かったわ

島に渡る方法は後で考えて
今はとりあえずレベルを上げよう



ああ兵士さん
ご苦労様、もう帰って良いよ^^

625 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 22:52:12.33 ID:eP7U/v1S0
ある日リムルダールのおじいさんが宿から出たところを狙って俺に話しかけてきた
魔王の島に渡るにはこの島から橋を架けて行くのがオススメらしい



知ってたよそんな事



あとこの島の南の祠で端を作れるアイテムをくれる爺さんがいるそうだ
ソレは知らないけど知ってる風な顔をしておこう

641 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 23:00:09.37 ID:eP7U/v1S0
話を聞いたので早速聖なる祠にやってきた
この薄暗い世界で何が聖なるなのかは解らんが
そう言う事にしておこう

さっそく爺さんに話しかける
オマエが本当に勇者だというのなら『せいなるまもり』を持って来い
と言われ門前払いにされてしまった

どうやらソレと雨と太陽が合わさる時虹の橋が出来上がるとか出来ないとか



このご時勢に虹の橋とかどんだけメルヘンなんだよこの爺さん

650 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 23:04:22.37 ID:eP7U/v1S0
正直、お爺さん相手に大人気なかったとは思っている
だが「せいなるまもり」と言う言葉が引っかかったんだ


せいなるまもりってのは要は性なる(SEX関連)守り(貞操)の事だろ?
16年間貞操を守り続けている相手に向かって言うセリフではない
その言葉の意味に気づいたとき
俺の手はおじいさんの胸倉を掴んでいた


そして今はバシルーラで追い出され
ルイーダの酒場にいる
今は反省している

667 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 23:09:39.59 ID:eP7U/v1S0
序でなので薬草を補充しておこう
悔しいがアリアハンの薬草は美味い
俺ぐらいになると違いがわかる様になる
しかしあの店員とは顔を合わせたくないので盗賊に買いに行かせる
仲間とは素晴らしいものだ

694 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 23:14:57.15 ID:eP7U/v1S0
そしてやって来たギアガの大穴
相変わらず偽装兵士は兵士の真似事をしているそうだ
ココまでしつこいと怒りを通り越して応援してやりたくもなってくる

やあ、調子はどうだい?
「最高さ!!」
あっそ

712 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 23:20:47.23 ID:eP7U/v1S0
兵士を軽く流して穴に飛び込もうとすると
「そうそう、三日ほど前に賢者らしき方がこの穴に飛び込んでいきましたよ」と
え?賢者?あいつもアレフガルドに向かったのか?


と言うか僧侶の事すっかり忘れてたな
酒場にはいなかったようだけど置手紙読んだのかな?

721 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 23:23:32.25 ID:eP7U/v1S0
詳しい話を聞いたが容姿だけで他の情報は得られなかった
まぁ無理もないか
だが賢者といえばあの賢者で間違いないだろう


かつての仲間との再会への期待を胸に俺は大穴に飛び込んだ

730 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 23:32:19.15 ID:eP7U/v1S0
普通なら「せいなるまもり」や雨に関する何かと太陽にかかわる何かを集め
虹の橋と言うメルヘンチックなもので魔王の島に渡るのだろうが
俺にそんなメルヘンは必要ない

ラルス王に至急リムルダール西の岬に橋を架けてもらうよう要請する



ラルス王「その発想もなかったわ」



この王だめだ
はやくなんとかしないと・・・

743 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 23:36:57.14 ID:eP7U/v1S0
橋の建造がてら
色々な町をめぐってみようと思う
と言っても

マイラはリムルダールに向かう途中に寄ったから用はない
あそこは温泉しかないようなしけた町だった


向かうはドムドーラとメルキドだ

758 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 23:46:23.42 ID:eP7U/v1S0
ラダトームから南下する事丸二日
ようやくドムドーラに到着
その間にも度重なる魔物との戦闘があったが
今の俺たちのレベルと装備では敵ではない
と思う、思いたい


あぁそうそうドムドーラでは何かよく判らないものを拾った
『オリハルコン』と言うアイテムだ正直何に使うのか判らない
『ひかりのたま』が上の世界に有るという情報も手に入れた
コレは手に入れたというより取りに行くのを忘れてただけだが
思い出しただけでも収穫といえよう

761 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 23:48:38.00 ID:eP7U/v1S0
そうそう、序でのような物だがコレも報告しておこう


ドムドーラの町には生まれてくる赤ちゃんの名前を考えて商売に手が付かない親父がいた
この闇に包まれた世界の中で珍しくめでたい話だ
生まれてくる赤ちゃんの名前は『トリビア』にすると良いと思う
成長すれば、さぞ明日使える無駄な知識を溜め込み
周囲に微妙な明るい空気を振りまく人間に成長するだろう

769 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 23:54:00.29 ID:eP7U/v1S0
メルキドには闘技場があると聞いた
闘技場と聞いて思い浮かんだのはあいつの存在だ
ラダトーム、ドムドーラ、リムルダールにいなければ考えられるのはメルキドかマイラだ


会うべきか?避けるべきか?



敵なのか味方なのか・・・

781 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/06(水) 23:59:19.62 ID:eP7U/v1S0
俺たちは龍の女王の城にやって来た
メルキドには結局行かなかった
会うのが怖かったのか
いないときに安堵してしまう事が怖かったのかはわからない


見えてきたあれが女王の城だ

783 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/07(木) 00:00:31.94 ID:2s8w36+g0
×見えてきたあれが女王の城だ

○見えてきた
  アレが龍の女王の城だ


文章がおかしかったのでこっちに直してください

789 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/07(木) 00:06:12.08 ID:2s8w36+g0
龍の女王との会話の詳細は割愛させてもらおう

女王は魔王と戦う覚悟があるのなら『ひかりのたま』を差し上げようと言って来たが
あいにく俺たちの道具欄はやくそうで埋め尽くされていたので
その場で一つ食べ『ひかりのたま』を受け取った


そして卵を残し消えていく女王
彼女もまさしく一流だった


-第3部 竜王誕生編 了-



嘘です

最終回じゃないぞよ
もうちっとだけ続くんじゃ

800 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/07(木) 00:14:05.91 ID:2s8w36+g0
目の前にある女王の卵を見て考える
これが孵化してあーだこーだで子孫と戦う事になるわけだが
今のうちに叩き割ったほうが良いような気もするんだよな
そうすればオレも焦って子供作るとか考えなくて良いわけだし



どこまでいっても童貞な思考のオレである
ちょっと泣けてきたかも

812 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/07(木) 00:19:44.23 ID:2s8w36+g0
キメラの翼でマイラに向かう
ラダトームで聞いた話によると
ココの道具屋はイラナイ物を引き取って商売してるらしい
なら『盗賊』と『オリハルコン』を引き取ってもらえるはずだと考えたわけだ


驚く事に20000ゴールド異常もの大金で売れたではないか


だが翌日俺は更に驚くべきものを見る事になる

822 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/07(木) 00:22:50.65 ID:2s8w36+g0
昨日売りさばいた『オリハルコン』が
『おうじゃのけん』と言う大層な名前をした剣に生まれ変わり
35000ゴールドで売られているではないか


なんという悪徳商売だろう!
こんな高いものを買う奴がいるわけがない
けっせいぜい家宝にでもするんだな



「アナタが買わないのなら私が貰っていくわね」
ん、この声は・・・!

834 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/07(木) 00:25:03.63 ID:2s8w36+g0
振り返るとそこには賢者がいた
あまりにも唐突過ぎて頭がよく回らない


確かオレは王者の剣を目の前にして僻みからくる言葉で
自分を無理やり納得させようとしていただけだ


なのになぜ賢者がここで出てくる?
メルキドにいたのでは?
王者の剣をもらう?



だめだ思考が空回りする

847 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/07(木) 00:29:14.84 ID:2s8w36+g0
賢者はオレの目の前で王者の剣を買うと
俺に近づき世間話をし始めてきた


どうやらメルキドの闘技場にいたと言うのはビンゴのようだ
最近は現れて1ターン目でベホマラーを唱え逃げ出す
「ごくらくちょう」と言うモンスターがお気に入りらしい
マニアックすぎて着いて行けない・・・


王者の剣を見てみる
見れば見るほど大層な剣だ
見てるだけで伝わってくるオーラがある


その視線に気づいた賢者が後ろ手に王者の剣を隠す
どうやらタダでは譲ってくれないらしい

853 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/07(木) 00:31:53.25 ID:2s8w36+g0
金が目的ではないとは思うが一応聞いてみる
いくらで譲ってくれる?

「350万ゴールド」
危うく目の玉が飛び出そうになった
100倍じゃねーか!!


後ろの道具屋の親父は卒倒している

863 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/07(木) 00:35:12.06 ID:2s8w36+g0
武道家が後ろから割って出てくる
「その金の中にオレから奪った黄金の爪を売った金も入ってるんだろうが!!」
武道家は未だに根に持っていたのだろうか?

まぁ大金だしな
気持ちは分からんでもない


「あれを売って稼いだお金は闘技場で使ったわ
この剣を買ったお金は闘技場で私が稼いだお金よ
黄金の爪のお金なんて入ってないわ」


この女も良い根性している

877 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/07(木) 00:39:01.37 ID:2s8w36+g0
交渉事で相手の想像をはるかに上回る要求を突きつけ
相手の出鼻をくじきその後のイニシアチブを取る

交渉では有効な手法だ
悔しいが見事と言わざるを得ない


そう言えばイニシアチブと言う言葉を久しぶりに思った気がする
あの頃の純情だった遊び人が懐かしい



純情だったよな?
たしか

885 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/07(木) 00:44:19.31 ID:2s8w36+g0
「要求なんて無いわ」
賢者はそう言った


「だってコレ使うだけでバギクロスがMPを使わずに使えるんでしょ?」
どこで手に入れた情報か判らないがまったくそのとおりだ


「なら相応しい人が現れるまで、コレは預かっておくわ」
賢者はこうも言った、オレじゃ相応しくないってか?


「次に貴方達と戦うときはMP切れなんて甘い事は考えない様にね!!」
げげっ!リターンマッチも企んでたのかよ

895 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/07(木) 00:48:15.60 ID:2s8w36+g0
賢者は高笑いをしながら店を出て行った
店の外からでも2階にある道具屋の中にまで笑い声が聞こえてくる
挑発のつもりだろうか
アレでは村人から見ればただのアホの子である

「勇者さん、今なら3人がかりで後ろから叩けば楽勝ですよ!」
油断している今のうちだと言外に言いながら盗賊が提案してきた

こいつには判らないのだろうが
今の賢者に隙は無い
返り討ちにあうのが関の山だ

901 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/07(木) 00:49:35.83 ID:2s8w36+g0
何人か勘違いしてるようだから言っておくけど
バシルーラで飛ばされたとき盗賊も武道家も一緒に飛ばされてますよ
話に出てきてなかっただけで
ちゃんと一緒にいます

905 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/07(木) 00:51:47.36 ID:2s8w36+g0
盗賊を売る云々はネタだ

売ったその晩にハンマーでケツを叩かれて「アッー!!」してる描写でも
書こうと思ったけど没にした

判りにくかったようでかんべんな
てかネタっぽい展開をガチで実行してきたオレにも責任があるような気もするけど
気のせいだな

915 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/07(木) 00:58:57.96 ID:2s8w36+g0
「ぬうぅぅぅ、勇者さんは腑抜けたかっ!」
盗賊が賢者の後を追い店から出て行く


その10秒後に丸焦げになって帰ってきた
だから止めろといったのに・・・


マイラの村では今までに稼いだお金とオリハルコンを売ったお金で装備を整えた

丸焦げになった盗賊が「『みずのはごろも』を着たいと」
気色の悪い事を言って来たので温泉に叩き込んだ

926 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/07(木) 01:02:52.75 ID:2s8w36+g0
翌朝マイラの村にラダトームから使者が来た
どうやら橋が完成したようだ


よしっリムルダールへと向かおう!
いよいよ大魔王の拠点に乗り込むときが来た
薬草の補充を怠らないようにしないとな

937 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/07(木) 01:07:07.95 ID:2s8w36+g0
橋に到着した
自分で提案しておいて言うのもなんだが
本当に完成するとは思わなかったな


いざとなったら武道家に棺おけを使って『ブンッ!!』して「ぴょっ!!!!」してもらうか
棺おけを橋代わりにするとか
色々考えていただけあってすこし残念にすら感じる

945 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/07(木) 01:10:22.35 ID:2s8w36+g0
僧侶の存在は>>712で語ってる様に
勇者ですら存在を忘れている


人気投票とはなんとも恐ろしいものです
打ち切りてこ入れアタリマエ
ポポ神様から聞いた
人気ナイ
キエル

957 名前: ◆xLm.YVzy0. :2006/09/07(木) 01:16:37.84 ID:2s8w36+g0
さすがにそろそろ次スレいったほうがいいかな?


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